古代上毛郡役所跡 国史跡大ノ瀬官衙遺跡.

更新日:2020年04月01日

 大字大ノ瀬に所在する奈良時代の豊前国上毛郡衙政庁跡(こうげぐんがせいちょうあと)です。
内郭は四面庇付建物を正殿(しょうでん)とし、その東に桁行の長い南北棟建物を脇殿(わきでん)として配するL字型の配置です。また、柵列(さくれつ)によりこれらの建物を囲み、正殿正面には四脚門(しきゃくもん)がありました。そしてさらにもう一重外側に、一辺150メートルを測る外郭を形成する柵列跡等も見つかっています。遺構の保存状態もよく、律令期の地方官衙の一形態を示す貴重な遺跡です。

(平成10年12月8日 国指定史跡)

大ノ瀬官衙遺跡の鳥瞰図(イメージ)

整地された広大な土地に大ノ瀬官衙遺跡の看板がある写真

大ノ瀬官衙遺跡

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