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木造薬師如来坐像・輪蔵附護符等張紙

印刷用ページを表示する 掲載日:2012年12月25日更新

ログ取得木造薬師如来坐像 (もくぞうやくしにょらいぞう)

輪蔵附護符等張紙(りんぞうつけたりごふとうはりがみ)

 

木造薬師如来坐像
 天台宗系の修験道場であった英彦山六峰の一つ、松尾山医王寺の本尊でした。慶応四(1868)に明治政府が出した神仏判然令(神仏分離政策)、それに続く明治五(1872)年の修験道廃止令により、松尾山医王寺は松尾山三社神社となり、神仏習合の修験道は廃止され、神道へと転換しました。神仏分離政策に伴う廃仏毀釈運動などの影響もあり、本尊であった薬師如来は、山から下ろされ覚円寺に納められました。
 定印を結んだ手に薬壺を持った、像高52cmの木造仏坐像です。慶長七(1602)年十月十八日開眼供養の墨書銘があることから、兵火によって失われた医王寺の大講堂が再建された際、講堂の落成とともに開眼されたものと考えられます。

(覚円寺蔵 昭和44年5月1日 福岡県指定有形民俗文化財)

輪蔵 附 護符等張紙
 明治政府による神仏分離政策や修験道廃止令により、松尾山医王寺から覚円寺へ移されました。中心に柱を通して回転式にした輪蔵は、高さ410cmの八角形をしています。八つの面には観音開きの扉が取り付けられ、内部は4つの棚により上下五段に仕切られています。軒裏板には雲が描かれ、中心の柱から扇状に配置された、扇垂木が採用されています。
 輪蔵の下部には松尾山医王寺の護符などが張られており、修験道に関連する輪蔵としては県内で唯一残るもので、別名「転輪蔵」ともよばれます。
 輪蔵は仏教の経典を収納する大きな書架で、輪蔵を一回転させると、中に納めているお経をすべて唱えたことと同じ功徳があるといわれています。

(覚円寺蔵 昭和44年5月1日 福岡県指定有形民俗文化財)

  薬師如来の写真

木造薬師如来坐像

 輪蔵の写真

輪蔵 附 護符等張紙